大人のための目立たない矯正のすべて/目立たない矯正コラム/歯を抜かない矯正治療のメリット・デメリット

歯を抜かない矯正治療のメリット・デメリット

非抜歯矯正治療とは、簡単に言うと歯を抜かない矯正治療法のことです。
そもそも、なぜ矯正治療では歯を抜くといわれているのでしょうか。

矯正が必要な歯並びの多くは、歯の大きさに対して顎の大きさ、歯が生えている土台の部分である「歯槽骨」が小さいという場合です。歯が生えてくる土台となるスペースが足りないと、歯が重なり合うように生えてきてしまいます。そしてデコボコの歯並びになってしまうのです。

矯正治療では歯がそれぞれ正しい位置に生えることができるように、歯が生えるスペースをつくっていきます。そのスペースづくりのために歯を抜くのです。歯を抜く際は基本的には前から4,5番目の歯を抜きます。

しかし健康な歯を抜かないで歯並びの矯正治療を行うこともできます。それが非抜歯矯正です。その際歯の生えるスペースを作る方法は以下の3つになります。

  1. 歯列を横や前に広げてスペースを作る
    歯が生えるスペース作りのために、歯槽骨のアーチを大きくする方法です。
  2. 奥歯を奥に移動させて、スペースを作る
    奥歯を奥へ奥へと移動させてスペースを作ります。
  3. 歯を削ってスペースを作る
    歯の一番表面にあるエナメル質をほんの数ミリ削ります。

特に2は、歯を移動させやすい小児矯正の場合に行われることが多い方法となっています。奥歯は歯の根がしっかりしているので移動には大きな力が必要となるため、大人になって骨がしっかりしてしまうと移動が困難になるのです。大人が非抜歯で矯正を行う場合は主に1や3の方法によってスペースを作ります。

非抜歯矯正治療のメリット・デメリット

メリット

歯を抜かずに歯並びを矯正できる

一番のメリットは健康な歯を抜かずに矯正ができるという点です。乳歯とは違って永久歯は一度抜けてしまうとまた生えてくることはありません。健康な自分の歯を長持ちさせることは、全身の健康へもつながります。できるだけ自分の歯を残しておきたいという思いがある方や、歯を抜くことに抵抗がある、怖いという方も非抜歯矯正が向いているでしょう。

見えない矯正の場合目立たない

非抜歯矯正の場合の多くはマウスピース矯正で治療を行います。いわゆる矯正というような器具を付けないことで、笑った時も矯正器具が目立つことがありません。人に気づかれることなく矯正ができますので、接客業や営業など人と関わるお仕事をしている方にもおすすめです。

痛みが少ない

非抜歯矯正の場合抜歯を行わないので、まず歯を抜くことによる痛みがありません。また歯を動かす際にかかる力も緩やかなので、歯を抜く矯正よりも痛みを感じにくいでしょう。痛みに弱い方に向いています。

口の中を清潔に保つことができる

インビザラインの場合は取り外しが可能なので、治療中であっても簡単に歯を手入れすることが可能です。そのため、口の中を清潔に保つことができます。

デメリット

後戻り

これはどのような矯正でも起こりうることなのですが、治療後に歯並びが後戻りをする可能性があります。矯正治療は歯の生えるスペースを作りながら歯並びを良くしていくのですが、治療がおわった後に徐々に矯正前の歯並びに歯が戻ろうとする力が起こります。後戻りを防止する方法は治療が終わった後も保定装置という後戻りを防止する装置を装着することです。使用期間は長いほど効果が高くなります。

歯茎が下がる可能性

矯正によって歯に力をかけることによって歯茎が下ってしまう可能性があります。こちらも他の矯正治療でも起こりうることですが、非抜歯で無理にスペースを作ろうと大きな力をかけてしまう場合に起こりやすくなるでしょう。

前に突出した感じになる場合がある

歯並びが改善しても、スペースを無理に作ることによって口元が前に突出した感じになる場合があります。とにかくデコボコの歯並びを並べたいという希望ではない方で、口元の突出感が気になっている場合、非抜歯の矯正はおすすめできません。

専門家に相談することが大事

健康な歯を維持しながら矯正ができるのは、とても魅力的と言えるでしょう。目立たないとう点も、嬉しいポイントのひとつです。

非抜歯矯正は歯を抜かないというだけで魅力的に聞こえるかもしれません。しかしメリットだけではなくデメリットもあるので、歯を抜かないのが最良の治療とは言えないケースも。

また、非抜歯矯正は適応症例も限られますので、患者さんそれぞれにどのような治療法が合っているのかをしっかり見極める必要があります。そのための詳しい検査、適切な診断、そして治療計画を立てて相談しながら治療を開始することが大切です。より良い治療を受けるためには、まずは専門家に相談しましょう。治療実績や無料相談の有無、診療科目などをトータルで見たうえで、クリニックを選ぶのがおすすめです。

非抜歯矯正治療の症例実績

症例1:すきっ歯・欠けた前歯を抜かない矯正 右奥歯を後ろに下げて治療

「すきっ歯・欠けた前歯を抜かない矯正 右奥歯を後ろに下げて治療」の症例画像
画像引用元:(医)精密審美会公式HP
https://www.sinbisika-tokyou.net/case/19568/
  • 患者様:20代女性
  • 装置:審美装置
  • 治療期間:2年10ヶ月
  • 費用(概算):90万円
  • 治療概要:前歯の欠けたところと、すきっ歯を気にして来院されました。移動量が大きく期間が掛かりましたが、抜歯をせずに治療できました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例2:インビザラインによる出っ歯とすきっ歯の改善

「インビザラインによる出っ歯とすきっ歯の改善」の症例画像
画像引用元:(医)精密審美会公式HP
https://www.sinbisika-tokyou.net/case/18574/
  • 患者様:20代女性
  • 装置:マウスピース
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 費用(概算):75万円
  • 治療概要:上の前歯の前突感と隙間を気にして来院されました。インビザライン(マウスピース矯正)により、隙間を閉じながら前歯を下げていくことを計画。上の前歯は、歯と歯の間を削り、さらに上の前歯から下の奥歯にかけて患者様自身にゴムかけをしていただきました。その結果、見た目も大きく変わり、口も閉じやすくなったため、患者様には大変満足していただきました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例3:下の前歯の凸凹を治療

「下の前歯の凸凹を治療」の症例画像
画像引用元:(医)精密審美会公式HP
https://www.sinbisika-tokyou.net/case/14463/
  • 患者様:20代女性
  • 装置:マウスピース
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 費用(概算):75万円
  • 治療概要:下の前歯の凸凹を気にされて来院されました。歯を抜かずに、内側に入り込んでいる歯を外側に出して並べる治療を計画。目立たない装置を希望され、下の前歯の凸凹をインビザライン(マウスピース矯正)にて改善しました。スペースが無かったので少し期間は掛かりましたが、目立たなく治療できたので非常にご満足していただけました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例4:出っ歯、歯のねじれをインビザラインにて治療

「出っ歯、歯のねじれをインビザラインにて治療」の症例画像
画像引用元:(医)精密審美会公式HP
https://www.sinbisika-tokyou.net/case/13990/
  • 患者様:20代女性
  • 装置:マウスピース
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 費用(概算):75万円
  • 治療概要:前歯のねじれと出っ歯を気にされて来院されました。歯並びを横に拡げて、IPR(歯を少し小さくする処置)も実施することにより非抜歯にて矯正ができました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例5:上顎の骨を拡大 非抜歯による八重歯の矯正治療

「上顎の骨を拡大 非抜歯による八重歯の矯正治療」の症例画像
画像引用元:(医)精密審美会公式HP
https://www.sinbisika-tokyou.net/case/12207/
  • 患者様:20代女性
  • 装置:審美装置
  • 治療期間:1年9ヶ月
  • 費用(概算): 95万円
  • 治療概要:前歯の反対咬合と八重歯を気にして来院されました。骨格的に受け口傾向にあり、上顎が下顎より小さいため、上顎骨をMARPEという矯正装置により拡大し、歯列を整えることとしました。八重歯がみるみるうちにアーチに収まり患者様は大変驚いていらっしゃいました。上顎を拡大したことで抜歯を行うことなく歯列を整えることができ、患者様には大変満足していただけました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。