すきっ歯

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態の歯並びのことで、正式名称は「空隙歯列」や「歯間離開歯」と言います。1ヵ所だけほんの数mm隙間がある方や、複数の隙間がある方まで、様々なケースがあります。

すきっ歯の大きなデメリットといえば、やはり見た目上の問題。特に、前歯に症状がある場合、笑った時にどうしても、それをコンプレックスに感じている方も少なくありません。
また、歯と歯の隙間に食べカスが入りやすいため、虫歯や歯周病になりやすい、噛み合わせが悪くなる、発音が悪くなる、といったデメリットもあります。

すきっ歯の原因

すきっ歯になる原因はいくつかありますが、大きく分けて2つ原因が考えられます。
まず1つ目は、遺伝的な原因です。先天的に歯が小さい場合や、生えてくるはずの歯が生えてこない場合、余分の歯がある場合、顎の骨格上の理由などが遺伝的原因として該当します。症状の程度により矯正だけの対応可能なケース、インプラントやブリッジが必要なケースがあります。

2つ目は、習慣や悪癖といった後天的な原因です。習癖の代表的なものが、ものを飲み込む際に間違った舌の使い方をしていて、舌で歯を前に押している癖があると、すきっ歯になりやすいと考えられています。

また、歯周病によって歯が動きやすくなり、すきっ歯になるケースもあります。症状が軽ければ、抜歯しない治療も可能です。ただし、治療を施しても癖自体が直っていなければ、すきっ歯が再発する可能性があるので注意しましょう。

すきっ歯に関連する症例

症例1:マウスピース矯正による出っ歯とすきっ歯の改善

マウスピース矯正による出っ歯とすきっ歯の改善の画像
  • 患者様:20代女性
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 治療概要:上の前歯の前突感と隙間を気にして来院されました。マウスピース矯正により、隙間を閉じながら前歯を下げていくこととしました。
    下の前歯が元々1歯欠損しているため、単純に隙間を閉じるだけでは上下の前歯が接触しない可能性が考えられました。そのため、上の前歯は歯と歯の間を削り、上の前歯から下の奥歯にかけて患者様自身にゴムかけをしていただくことで上下の接触を図りました。その結果、見た目も大きく変わり、口も閉じやすくなりました。費用は75万円ほどでした。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例2:ホワイトニングとマウスピース矯正治療

ホワイトニングとマウスピース矯正治療の画像
  • 患者様:20代女性
  • 治療期間:9ヶ月
  • 治療概要:上の前歯のすきっ歯を気にされて来院されました。マウスピースによる矯正治療を計画。装着方法や装着時間などをしっかりと守っていただけたため、予定通りの期間で矯正治療を終えることができました。また、矯正治療の途中からはホームホワイトニングジェルを併用していただくことで、驚くほど口元を明るくすることができました。患者様には大変満足していただけました。費用は75万円ほど。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例3:マウスピース矯正による全体矯正とセラミック修復

マウスピース矯正による全体矯正とセラミック修復の画像
  • 患者様:40代女性
  • 治療期間:1年
  • 治療概要:すきっ歯と歯のデコボコが見られる状態で、マウスピースによる矯正を実施。見た目を気にされていた下の前歯はセラミックにて修復。噛み合わせも審美面も改善されました。費用はおよそ100万円。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。
Dr.伊藤のプロフィール画像 Dr.伊藤のプロフィール画像

理事 主任矯正医
伊藤啓介

矯正治療の症例
(280件以上)を見る

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軽度のすきっ歯であればマウスピース矯正などが適用できます。

すきっ歯の原因・症状は人によって様々です。歯の欠損が原因なのか? 歯周病が原因なのか? 生活習慣の問題なのか? 原因が違えば、当然治療も変わってきます。

症状が軽ければ、マウスピース矯正(インビザライン)などの目立たない矯正治療を適用できますが、症状が重い場合・複数の原因が考えられる場合などは、インプラント治療や歯周病治療など、総合的な治療や外科手術を行う場合もあります。どういった治療がベストになるかは、専門の歯科医師に直接診てもらうのが確実です。