受け口

受け口とは、下顎や下顎の歯が上顎より前に突き出ている状態のこと。専門的には「下顎前突症」や「反対咬合」という症状です。

受け口のデメリットは大きく分けて3つあります。まず顎への負担が掛かること。重いケースになると顎関節症になる場合もあります。

2つ目は、噛み合わせに隙間ができてしまうことが原因で、発音に支障をきたしてしまうこと。

そして3つ目が、見た目の問題です。下顎がしゃくれているように見えるため、自分の見た目にコンプレックスを抱く方も多くいらっしゃいます。

受け口で悩んでいる人の口コミ

3歳の娘が受け口のようで将来のために治療を受けさせるべきか悩みます

3歳の子どもが、どうも受け口と言われている顎が突き出たような形になって不安を覚えています。女の子なので、できれば治してあげたいのですがどうすればいいのかがわからず、困っています。まだ子どもなので、受け口でも子どもらしい可愛さはありますが、このまま成長したときにいじめの原因になることを懸念していて、自分が元々出っ歯でいじめを受けていたこともあり、とても不安です。

早く治してあげたいのですが、成長中の子どもなので治療をしていいのかどうかもわからず、不安が募るばかりです。いまできる事があればしてあげたいのですが、不用意なことをすると危険なので、手をこまねいています。
一応病院に相談はしているのですが、慌てなくていいと言われています。本当にそうなの?と思っていて、病院の先生が言うことだから間違いはないのでしょうが、やっぱり気になって仕方がないのです。この子に私と同じ身体的特徴をエサにいじめられるようなことがあってはならないと思っているので、いまはとても不安で怖く感じています。

自分の口が嫌い 早く治したいのに治せない受け口の悩み

いま15歳で、受け口にとても悩んでいます。人から言わせると「しゃくれ」と言われる状態で、あごが突き出ていて噛み合わせも悪く、鏡で自分を見てもため息が出てしまいます。あごをネタにしたあだ名もつけられ、隠れて言われているのですが、やっぱり聞こえてしまうので、悲しくなってきます。自分の口がとても嫌いです。

とにかく早く治したいので両親に相談をして、病院にも行きました、私の場合は手術が必要といわれ、まだ成長期なので高校を卒業するくらいにならないと手術が出来ないといわれています。この間、私はからかわれ続けることになると思うと、本当に嫌で嫌で仕方ありません。

お母さんも顎が出ているので、お母さんがとても心配してくれていますが、それも私にとってはストレスです。もうどうしていいのか分からない。高校を卒業するまでになにかできることはないのか。多分しゃくれではない人には気にすることじゃないと言われそうですが、私にとっては本当に辛いです。

顎が出ていることは悪いことですか

多分、自分は受け口です。そこまで酷くはないと思っていて、人から言われるまでは受け口のことさえ知りませんでした。就職後に先輩からお前顎が出てるよなと言われ、受け口であるという自覚を持った程度です。ただ、この日から一部では「アゴ」と言われるようになってしまいました。
多分彼らは全く悪意を持っていません。社内の雰囲気はとても良いので、親しみを込めたものだと思います。でも、言われているうちにだんだんと気になってしまうようになり、いまではストレスに感じるようになってしまいました。

治せるものなら治したいと歯科医に行き、私の場合は手術なしで治せるということで、今はストレスを感じることはないのですが、それまでは結構辛かったです。人は悪意のない言葉のほうがダメージを受けるもので、それまでは本当に胃が痛くなりそうでした。

受け口の原因

受け口は、大まかに「骨格性」と「歯性」という2つの原因に分けることができます。

骨格性は、骨格上の問題で下顎自体が前に突き出ているタイプのこと。遺伝や骨格の発育上の問題が、その原因として考えられています。

歯性は、下顎の大きさや位置に問題があるのではなく、下の歯が上の歯より前に突き出ているタイプのこと。歯性の場合も遺伝や発育途上の問題(歯の生え方や舌の悪癖)といった原因が主であると考えられています。
受け口と言っても、このように原因が分かれるため、それぞれの原因に合わせた的確な治療を行う必要があります。

受け口に関連する症例

症例1:虫歯と受け口の前歯、噛み合わせを改善後オールセラミックへ

虫歯と受け口の前歯、噛み合わせを改善後オールセラミックへの画像
  • 患者様:40代女性
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 治療概要:上顎前歯の虫歯治療の跡が迷彩模様のようになったことを気にして来院されました。受け口で下顎前歯と前歯の先端が当たっていたため、マウスピース矯正により噛み合わせを改善してから、セラミッククラウンを装着することを計画。
    オールセラミッククラウンが装着されるまでに初診から1年以上を要しましたが、噛み合わせも改善することができ、患者様には満足していただくことができました。費用は120万円ほど。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。

症例2:噛み合わせの悪さ・奥歯セラミッククラウンの破損を治療

噛み合わせの悪さ・奥歯セラミッククラウンの破損を治療の画像
  • 患者様:60代女性
  • 治療期間:2年2ヶ月
  • 治療概要:奥歯のクラウンが頻繁に壊れること、奥歯がグラグラと揺れることを気にして来院されました。診査の結果、強い咬み合わせと受け口による奥歯への負担が原因と考えられました。まずは抜歯が必要な歯を抜き、治療が必要な奥歯を仮歯へ替えることとしました。
    部分的に歯周病の症状が認められたため、歯周病処置も実施。その後、噛み合わせ改善のためマウスピースを用いて矯正治療行うこととしました。
    矯正治療により噛み合わせが改善されたことを確認し、奥歯をセラミッククラウンおよびブリッジにて補綴(ほてつ)。噛む力が強くセラミックが頻繁に壊れていたため、より耐久性のあるフルジルコニアクラウンを採用しました。費用は約160万円掛かったものの、受け口と噛み合わせが改善されたことで、奥歯への負担を大幅に軽減することができました。
  • 施術の副作用(リスク):歯や顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気、精神的なパニックなどを生じることがあります。また、後戻りのリスクがあります。
Dr.伊藤のプロフィール画像 Dr.伊藤のプロフィール画像

理事 主任矯正医
伊藤啓介

矯正治療の症例
(280件以上)を見る

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受け口の原因に対する見極めが重要です。

受け口を治療する前に大切なのは、骨格上の問題で受け口になっているのか、歯の問題で受け口になっているのかを的確に見極めることです。

比較的症状が軽いケースであれば、マウスピース矯正装置(インビザライン)による「目立たない矯正」をできる場合があります。歯の治療だけでは改善できない骨格性の場合は、外科手術が必要になるケースもあります。

受け口の矯正を考えている方は、まず自分が骨格性なのか歯性なのか、そして、症状が軽いのか重いのかを正しく知ることが大切です。専門の歯科医師に相談し、的確なアドバイスを受けるようにしましょう。